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ブログ英文法・英語構文 2018年12月11日
英文法解説シリーズ『文型の凄さ』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
英文法の単元の中でも文型が苦手だったという人も多いのではないかと思います。
でも実は、文型はめちゃくちゃ便利です!
なぜなら、文型を使えばV(動詞)の意味が推測できるからです!
知らないVが出てきたときに、文型を使えばVの意味が分かってしまうなんて、もの凄い威力です!
早速それを証明していきたいと思います。
ここに5つの英文があります。
まずはそれぞれ和訳してみてください。
(1) He got to the airport.
(2) He got angry.
(3) He got a new car.
(4) He got her a new car.
(5) He got the window clean.
では、これから文型について解説していきたいと思いますが、その前に今あなたが作った和訳をもう一度考えてみてください。
ここではあえてすべての英文のS(主語)とV(動詞)を“He got”で統一しています。
同じ“got”を使っているのに意味は同じになっていないのではないですか?
>>>第1文型
第1文型SVのVは「存在・進行(一方向)」の意味になります。
(1)の“He got to the airport.”は“to the airport”の部分が副詞のカタマリになるので、文の要素はSVだけで構成されています。
ということは第1文型なので、この“got”は「存在」か「進行」の意味です。
直後に方向を表す前置詞“to”があるので、「進行」で訳せばOKですね。
(1) He got to the airport.
「彼は空港に進んだ。」
彼が空港に移動したということは、意訳すると「彼は空港に着いた」となります。
She lives in Tokyo.
「彼女は東京に住んでいる。」→存在
I went to the restaurant.
「私はそのレストランに行った。」→進行
>>>第2文型
第2文型SVCはS=Cの関係になります。
つまりSVCのVは「イコール」の意味です。
(2)の“He got angry.”の“got”はHe=angryの関係を表すわけです。
(2) He got angry.
「彼は怒った。」
I am a student.
→ I=a student
「私は学生だ。」
She looks happy.
→ She=happy
「彼女は幸せそうだ。」
>>>第3文型
残念ながら、この第3文型SVOだけは、Vに特定の意味がありません。
単語力勝負になるので、日ごろから語彙力を鍛えておきましょう。
ただ実は中学のときにSVOのときの意味を最初に習っていることも多いです。
この“got”もあなたに最も馴染みのある意味ですよ。
(3) He got a new car.
「彼は新車を手に入れた。」
中学のときに“get”は「手に入れる」と覚えましたね。
>>>第4文型
第4文型SVOOのVは「与える」と訳します。
Oが2つあるのは、与えるという動作には「与える相手」と「与えるモノ」の2つが必要になるからです。
(4)の“He got her a new car.”では“her”が「与える相手」で、“a new car”が「与えるモノ」となります。
(4) He got her a new car.
「彼は彼女に新車を与えた。」
“get”は「手に入れる」と中学で習ったのに、ここでは真逆の「与える」の意味になっています。
文型の知識がないと正確にメッセージを受け取れなくなるということがお分かりいただけたのではないでしょうか?
My mother gave me a coat.
「母は私にコートをくれた。」
Music affords us pleasure.
「音楽が我々に喜びを与えてくれる。」
>>>第5文型
最後は第5文型SVOCです。
SVOCには大きく2つの意味があります。
①「SがOはCだ(OはCする)と思う(言う)」
②「SによってOはCになる(OはCする)」
特に②がSVOCではよく使われるため、SVOCを見たら②の意味から考えるクセをつけておくといいでしょう。
ちなみに(5)の“He got the window clean.”も②の意味です。
(5) He got the window clean.
「彼によって、窓はきれいになった。」
ちょっと不自然な訳ですが、これには理由があります。
SVOCには“因果関係”があります。
「Sが原因で、結果OはCになる(OはCする)」という関係なんです。
ということは、「Heが原因で、結果the windowはcleanになった」というのがこの英文の正確なメッセージです。
意訳すると、「彼のおかげで、窓はきれいになった」ですが、基礎を学ぶ段階では因果関係をしっかり意識した直訳が絶対にオススメです。
The news made me happy.
「その知らせによって、私は幸せになった。」
→「その知らせを聞いて、私は幸せになった。」
My father told me to study.
「父によって、私は勉強した。」
→「父に言われて、私は勉強した。」
いかがですか?
同じ“got”というVを使っているにもかかわらず、すべて意味が異なっていましたよね。
そう、Vの意味は文型で決まるんです!
文型を知ることで英文法の世界がよりカラフルになりますよね。
では最後に復習の意味も込めて簡単な確認テストをしてみましょう。
それぞれの英文を訳してみてください。
(1) We can’t do without water.
(2) She granted me permission.
《解答》
(1)「私たちは水なしでは存在できない。」
SVなので“do”は「存在」の意味。
(2)「彼女は私に許可を与えた。」
SVOOなので“grant”は「与える」の意味。
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ブログ学習法 2018年12月7日
ハードルを上げ過ぎない
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
英語の勉強を始めたときは、やる気に満ちていますからがんばって問題集を解いたり、発音の練習をしてみたりすると思います。
でもせっかくやる気になって始めたものの、なかなか続かない・・・
三日坊主になってしまうこともあったり・・・
勉強が続かない理由としてはいくつかあると思いますが、その中のひとつが「教材選び」でしょう。
ボクは教材に関しては何冊も無駄にしてきました。
購入したのに全くやらなかった、あるいはちょっと手をつけただけ、というような教材が山ほどあります。
その教材のほとんどは結局売ってしまったり、知人にあげたりという始末。
そんな無駄を繰り返し、自分の教材選びに何か問題があるのではないかと少し真剣に考えてみたことがあります。
そしてたどり着いた答え!
それが「ハードルを下げる」ということです。
以前にもブログでお話ししましたが、例えば単語帳を選ぶときにはパラパラと中を見て、すでに知っている単語が6割くらいあるものを選びます。
問題集を選ぶときも、ボクがTOEICのスコア800点台だったときに購入したのは、TOEIC用の教材であれば600~700点突破などのタイトルがついたものです。
さらにTOEIC用の教材ではなくても、高校英語の基礎を学ぶようなものを買ったりしていました。
とにかく自分を過信するのはやめました。
すぐダラけてしまうので、毎日少しでも楽しく続けられるものを選ぶようにしたのです。
誰だって英語の勉強をスタートさせたときはやる気満々です。
そんなやる気があるときに限ってどうしても自分のレベルに合ってないような難しい単語帳や問題集を買ってしまうものです。
しかし英語力を伸ばしたいと本気で考えるなら、難しい問題を解くことよりも、自分のレベルに合ったものをとにかく毎日継続して勉強することです!
難しい問題を解くからできるようになるのではありません。
続けるからできるようになるのです。
毎日続けることが一番大切ですし、何といってもこれが一番大変なんです。
だからこそ勉強が続く環境を整えることはとても重要です。
「仕事が忙しくて今日は時間がない」「今日は体調が悪いからまた明日」など言い訳はいくらでも出てきますが、言い訳せずにとにかく毎日続けてみてください。
そのためには、ちょっとハードルを下げて、勉強を続けることが少しでも楽になるように工夫してみましょう!
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ブログ英文法・英語構文 2018年12月4日
英文法解説シリーズ『品詞と文型』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
あなたは英語の“文型”というものを覚えているでしょうか?
そうです、SVOCとかいう、アレです(笑)
今回はこの文型と品詞の関係についてお話ししたいと思います。
文型という言葉を聞くと、なんか難しそうというイメージを持っている人はかなり多いと思いますが、決してそんなことはありません。
大人であれば十分理解できるレベルの話です。
実際、国語の勉強にも文型が出てきますが、これらの知識を習うのはなんと小学校の低学年です。
つまり英語だろうが日本語だろうが、文型というのは基礎的知識だということです。
ちなみに日本語の基本文型は3つに分けられます。
「だれ(何)が どうする。」
「だれ(何)が どんなだ。」
「だれ(何)が 何だ。」
小学校で勉強した覚えがありませんか(^-^)
>>>5つの基本文型
では、英語ではどうなのでしょう?
英語には第1~5文型までの5つの文型があります。
第1文型 S V
第2文型 S V C
第3文型 S V O
第4文型 S V O O
第5文型 S V O C
これらの文型はすべて“V”、つまり動詞が中心になっています。
どんな文型を取るかは動詞によって決まっています。
まずはこれをしっかり頭に入れておいてください。
>>>文の要素とは?
では次に記号の説明をします。
“S”は主語のことです。
主語の場所に置ける品詞は名詞です。
“O”は目的語のことです。
目的語の場所に置ける品詞も名詞です。
“C”は補語のことです。
補語には名詞か形容詞が置かれます。
このように文型と品詞には深い関係があるんです。
これらのS(主語)、V(述語動詞)、O(目的語)、C(補語)のことをまとめて「文の要素」と言います。
余談ですが、「文の要素」と「品詞」を区別できていない人は結構います。
社会人の方でも、
「この単語の品詞は何だと思いますか?」と尋ねると、
「主語です」と答える方がかなりいらっしゃいます。
主語は品詞ではありません。
「文の要素」とはS、V、O、Cのこと。
そして「品詞」とは名詞、形容詞、副詞、前置詞のように“~詞”とつくものです。
つまり、
「品詞は何ですか」と聞かれたら「形容詞です」などと答え、
「文の要素は何ですか」と聞かれたら「補語です」などと答えるのが正しいんです。
この機会にきちんと整理しておきましょう。
>>>品詞・文型から逃げない!
品詞が出てくるとイヤだなと感じる人もいると思いますが、品詞も国語であれば小学生の低学年で習っています。
日本語の文型も品詞と深い関係があります。
ボクが学習塾で教えていた生徒たちも、小学校の高学年になれば、品詞のはたらきによって文型の違いをスラスラ説明していました。
きちんと理解していれば小学生でも自分で説明できることなんです。
「品詞や文型が難しい」というのは思い込みであり、甘えです。
品詞と文型の勉強を避けていては、あるレベルで完全に上達はなくなります。
言語の土台となる部分を理解していないのですから、積み上げられる量には限界があって当然。
逆に品詞や文型を理解することができれば、本当の英語力を身につける土台ができます。
すると英文法の世界が今までと全く違うものになります!
ちなみにTOEICでも品詞や文型に関する問題は頻出です。
TOEICなどの語学試験で得点するにも品詞や文型は非常に大切なんです。
どうか品詞や文型から逃げずにしっかりとした英語の土台を築き上げてください!
さらに文型にはまだ隠された本当の力があります。
また次回以降のブログでお話ししますので、是非楽しみにしていてください!
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ブログ英語資格試験 2018年11月30日
TOEICを受けてみよう!
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
英語は今や世界共通の言語となりました。
そのため英語の重要性は高まる一方です。
英語を仕事にしているボクが言うのもなんですが、日本ではちょっと英語、英語言い過ぎている感は否めませんし、そこまで言うほど英語って大切なのかなぁという気もしますが…(笑)
まあ、とはいえ英語の必要性は以前に比べると高くなり、英語力が求められる場面も増えてきているのは事実として受け入れるべきでしょう。
では、あなたは英語の勉強というと何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく多くの人が“英会話”をイメージするのではないかと思います。
このことからも分かるように、日本では英語力というと「話す力」ばかりが重要視される傾向にあるようです。
「文法を勉強しているから英語を話せない」などの日本の英語教育批判もそれを表していると言えるでしょう。
もちろん、スピーキング力はとても大切ですし、それを鍛えるのに英会話は有効な手段です。
しかし、「話す力」だけでは英語ができることにはなりません。
まずそれをしっかり覚えておく必要があります。
「英語を話せる=英語ができる」ではないのです!!!
英会話一つとってみても、ただ自分が話すだけでなく、相手の話を聞くことも重要ですよね。
英会話はキャッチボールですから、話すだけではダメです。
英語に限らず言語というのは「聴く」「読む」「話す」「書く」の4つの技能で成り立っています。
普段日本語を使って生活しているボクたちですが、日本語でも同じようにこの4つの能力を使っていますよね。
考えてみると「話す」以外の3つの能力を使っている場面て多くないですか?
そんなに話してばっかりではないはずです(笑)
それなのに英語となると「話す」ことだけに捕らわれて、スピーキングばかりを鍛えようとしてしまいます。
本当に英語ができるようになりたいのなら、その他の能力もきちんと鍛えていかなければなりません。
TOEICという資格試験をご存知の方は多いと思います。
現在TOEICはリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つの能力を測ることができます。
一般にボクたち日本人がTOEICと言っているものは、TOEIC Listening&Reading Testのことで、「聴く力」と「読む力」を測るものです。
就職活動や昇格のときに企業がスコアの提出を求めてくるのもこのテストがほとんどです。
TOEICは資格としてだけでなく、あなたの生活を豊かにするきっかけにもなること間違いなしです!
「聴く力」があれば、海外ドラマや洋画がもっともっと楽しめます!
「読む力」があれば、洋書や英字新聞を読めることはもちろん、海外のサイトも見られるようになります!
英語ができるってカッコいいと思いませんか(#^^#)
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ブログ英文法・英語構文 2018年11月27日
英文法解説シリーズ『be動詞』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今回はbe動詞(am, is, are)の訳し方について解説したいと思います。
本題に入る前に、まずは下の2つの英文を見て、それぞれを日本語に直してみてください。
1) He is a student.
2) He is in his room.
いかがですか?
それぞれ
1) 彼は学生だ。
2) 彼は自分の部屋にいる。
と訳せていれば正解です!
でもちょっと待ってください!
この2つの英文、同じ“is”というbe動詞を使っていますが、なぜあなたは違う意味で訳したのでしょうか?
「~だ」と「~にいる」は明らかに違う意味ですよね。
実は、ここに日本人の英語学習における大きな落とし穴があるんです。
ボクたち日本人の多くが陥ってしまうのが、この“なんとなく訳してしまう”という問題です。
英語の構造を理解せずに、知っている単語の意味を考えてただ雰囲気で訳しているに過ぎないんです。
だから英語を使いこなせなくなるんです。
ではここから英文法を使って、be動詞の本当の使い方を学んでみましょう。
実はbe動詞には“イコール”と“存在”という2種類の訳し方があります。
そしてそれをどちらで訳すかは英文の構造によって決まります。
これを知るだけでbe動詞の理解がぐっと深まりますよ。
それでは、それぞれ見ていくことにしましょう。
>>>イコール
実際の英文を見る前に英文法の基礎知識の話をします。
今後の学習にも関係のある非常に大事な内容ですので、きちんと読んで理解してください。
“イコール”の意味になる場合、be動詞を中心に左と右にある語または語句がイコールの関係になります。
左にある語(句)を主語と言い、“S”という記号で表します。
右にある語(句)を補語と言い、“C”という記号で表します。
ちなみに動詞は“V”という記号で表します。
そして大切なことがもうひとつ。
補語(C)のところには名詞または形容詞が置かれます。
これらの知識を踏まえて英文を見てみましょう。
★ I am a high school student.
この英文ではbe動詞amの左にはIがあります。
これが主語(S)です。
そして右にはa high school studentがあります。
これが補語(C)ですね。
「私=高校生」という関係になっているのが分かりますね。
だからこの文は、「私は高校生だ」という意味になるのです。
ちなみにこの例文ではCにa high school studentという名詞が置かれています。
★ She is beautiful.
この英文ではSがShe、Cがbeautifulです。
「彼女=美しい」という関係になるので意味は「彼女は美しい」ですね。
ここではCに形容詞が置かれています。
His mother was a dancer.
「彼の母はダンサーだった。」
Our teacher is Mr. Sato.
「私たちの先生はサトウ先生だ。」
I was busy.
「私は忙しかった。」
Their country is small.
「彼らの国は小さい。」
>>>存在
もうひとつの意味は“存在”です。
この意味になる場合、be動詞の後に場所を表す語(句)があります。
★ I am here.
このようにbe動詞の後に場所を表す語(句)があるときには、「存在している」という意味になるんです。
amの後ろにあるhereは「ここ」という意味の副詞です。
つまりこの文なら「私はここに存在している→私はここにいる」となります。
★ Your notebook is on the table.
on the tableは「そのテーブルの上」という場所を表しますね。
be動詞の後ろに場所を表す語句があるので、存在の意味です。
「あなたのノートはそのテーブルの上に存在している→あなたのノートはそのテーブルの上にある」となります。
She’s there.
「彼女はそこにいる。」
He was in the living room.
「彼はリビングにいた。」
My CDs are in the box.
「私のCDはその箱の中にある。」
それではここで改めて、最初の2つの英文を見てみましょう。
1) He is a student.
「彼は学生だ。」
2) He is in his room.
「彼は自分の部屋にいる。」
どうですか?
be動詞をきちんと理解してからこの英文を見ると今までと見方が変わったのではないでしょうか。
ただなんとなく訳して理解した気にならずに、英語という言語の性質をしっかり理解した上で学習を進めれば、効率が良くなるだけでなく、英語への理解もかなり変わってきますよ。
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