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ブログ英文法・英語構文 2019年12月28日
英文法解説シリーズ『関係副詞』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今回は“関係副詞”についてです。
関係副詞も関係代名詞と同じように「形容詞」のカタマリをつくります。
< >の部分が関係副詞のカタマリで、先行詞を修飾しています。
>>>関係副詞の種類
関係副詞には3つの種類があります。
whenとwhereとwhyです。
これらは先行詞の種類によって区別されます。
先行詞の違いと関係副詞の後ろのカタチに注目して、それぞれ見ていきましょう。
①when
先行詞が「時」を表す場合、関係副詞whenを使います。
I remember the day <when she was born>.
「私は彼女が生まれたその日を覚えている。」
先行詞はday「日」です。
「時」を表す先行詞ですので、関係副詞のwhenですね。
②where
先行詞が「場所」を表す場合、関係副詞whereを使います。
This is the park <where we play catch>.
「これは私たちがキャッチボールをする公園だ。」
先行詞はpark「公園」です。
「場所」を表す先行詞なので、関係副詞のwhereですね。
③why
先行詞が「理由」を表す場合、関係副詞whyを使います。
Nobody knows the reason <why Tom quit his job>.
「トムが仕事を辞めた理由をだれも知らない。」
先行詞はreason「理由」です。
もちろん関係副詞whyですよね。
>>>後ろのカタチ
関係副詞の後ろにはSVが来ています。
ここまでだと関係代名詞の目的格と同じですが、両者には大きな違いがあります。
関係副詞のSVの後には名詞が抜けていない完全な文が来ています。
関係代名詞の目的格のときは、Oが抜けていましたよね。
つまり不完全な文だったんです。
このように関係代名詞と関係副詞を区別するときには、その後ろのカタチが最も重要なポイントとなります。
忘れないでくださいね。
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ブログ学習法 2019年12月15日
「話せなきゃいけない」という前提を捨てる
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
あなたにとって、「英語ができる」とはどのような状態のことでしょうか?
もしくは、「英語ができる人」とはどのような人だと思いますか?
「英語を話せる」=「英語ができる」
と考える人が多いかもしれません。
でも果たしてそうでしょうか?
>>>ゴールを明確に!
この「英語ができる」という表現はすごく曖昧な表現です。
英語ができるようになりたい!
そう思ったら、まず初めに明確にしておかなければならないことがあります。
それは「目的」です。
どこをゴールにするかが非常に重要になります。
あなたにとっての「英語ができる」というのは、英語の何がどのくらいのレベルできるようになればいいのか、それを明確にすべきです。
例えば、仕事で英会話が必要な人や、海外旅行に頻繁に行くので英語でコミュニケーションを取れるようになりたい人なら、英語を「話す力」「聞く力」が必要です。
もちろん、そのジャンルやレベルは異なると思いますが、鍛えるべきスキルはこの2つです。
仕事で英語は使うが、メールのやり取りがほとんどだという人なら、「読む力」「書く力」が必要であり、英語で話せる必要はないわけです。
現在さまざまな企業が従業員に対して、TOEICという試験の一定スコアを取得するように要求しています。
一般的に日本人がTOEICと呼ぶものは、「TOEIC L&R TEST」のことです。
「L&R」の“L”はListening、“R”はReadingの頭文字をとったものです。
TOEICにはSpeakingとWritingの試験もありますが、L&R TESTで試されるのは「聞く力」と「読む力」のみとなります。
もしあなたの「目的」が、TOEIC L&Rで700点を取得することであれば、話したり、書いたりする練習は必要ありません。
そしてTOEICで700点を取得すれば、ボクは十分「英語ができる」と言ってもいいと思います。
>>>「英語を話せること=英語ができる」ではない!
TOEICという試験を批判するときによく聞く意見のひとつに、
「TOEICで900点以上取得していても、英語を話せない人はいる」
というものがあります。
こういう批判は、英語は話せなきゃ意味がないという視点からくるものです。
でも英語は話せることがすべてではありません。
確かに、TOEICで900点以上を持っていても話せない人はいると思います。
しかしそもそもTOEICで900点をオーバーできる人は、受験者のたった3.5%ほどしかいません。
英語を流暢に話せなくても、これは立派に「英語ができる」と言っていいと思います。
英語を話せる人(ネイティブは除きます)でもTOEICで900点をオーバーするのはかなり難しいんです。
TOEICで高得点を取ることと、本物の英語力を身につけることはまた別の問題だと思いますが、少なくともTOEICで高得点を取得することも立派に「英語ができる」と言っていいのではないでしょうか。
ちなみにTOEICで900点をオーバーできるような人は、英語を話すことに抵抗があったり、話すこと自体に慣れていなかったりするだけで、話す練習をすれば確実に英語を話せるレベルです。
日本ではなぜか「英語を話すこと」ばかりがフォーカスされますが、まずはその前提を捨てて、あなたが本当に必要とする英語のスキルが何なのか、一度立ち止まって考えてみてはどうでしょうか?
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)
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お知らせブログ 2019年12月5日
【告知】セミナーを開催します!
こんにちは。
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
12月29日(日)に『TOEIC Listening & Reading Testスコアアップセミナー』と題して、
TOEICのリスニングとリーディングでいかにスコアを伸ばすのか、
日本人の英語学習の盲点をつき、
確実にスコアを上げる学習法をお伝えするセミナーを開催します!
セミナー内容:
260万人以上が受験しているTOEICテスト。
しかしその対策の仕方を明確にわかっている人はどのくらいいるのでしょうか?
「TOEICの問題集を解きまくる!」
「裏ワザやテクニックを身につける!」
これらは効率のいい学習とは言えません!!
ただ闇雲に英語の勉強をしても、時間がかかるだけです。
もちろん、裏ワザやテクニックを身につけても、それは英語を身につけたことにはなりません。
もしそれで正解できたとしてもそれは“たまたま正解できた”に過ぎないのです。
TOEICのスコアは、きちんと狙って伸ばすものです!
このセミナーではTOEIC初級~中級レベルの方を対象に、TOEICでスコアを伸ばすためにやるべきことを明確にします!
何をどうすればTOEICのスコアが上がるのか、その道筋を示し、あなたのTOEICスコアアップに貢献します!
1.TOEIC Listening & Reading Testを知る
各パートの設問数、時間配分、解く順番などの基本情報に加え、各パートごとの攻略ポイントを解説。
2.英語の学習法
単語の覚え方、リスニングやリーディングの伸ばし方などを講師自身の経験も踏まえてご紹介。
3.Q&Aコーナー
セミナーを聞いて気になったこと、TOEICに関する悩みなど何でもお気軽にお尋ねください。
▼お申込みはコチラから▼
https://www.kokuchpro.com/event/dae5f54891ef7e2c894b376e24453ad7/ご参加お待ちしております!
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ブログ留学 2019年12月1日
また帰りたい場所
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
ボクには、忘れられない、そして絶対に忘れたくないと思っている“あの瞬間のあの感覚”というのがあります。
それは、アメリカ留学中に滞在先のシアトルで味わったある感覚なんですが、
“感覚”なので言葉ではなかなか伝わりにくいかもしれません。
ある日、ホームステイ先から数百メートル離れたコンビニに買い物をしに行くことになりました。
それまでは、ホストファミリーや友だちと一緒に行動したりしていましたから、実はこのときが、ボクが初めてたった一人でアメリカで行動したときだったんです。
毎日通る道の見慣れている景色。
しかもたった数百メートルの距離。
でもこのとき、家を出た瞬間、自分がものすごく小さい存在に感じられました。
本当に小人になったような、何とも不思議な感覚でした。
アメリカという国の大きさに圧倒されたような感じがしたんです。
アメリカに初めて留学したとき、ボクは高校生でした。
地元徳島県にいたときには、もう大人になったような気分で過ごしていました。
「自分は一人で何だってできる」
そう思っていたくらいです。
でも家族も親戚も友だちもいないアメリカに来て、己の小ささに気づくことがたくさんありました。
アメリカでは、いくら家族とはいえ、日本ほど「和」の感覚はなく、自分のことは自分でする「個」の感覚が強いんです。
毎日、自分の身のまわりのことをしていると、
「これはいつもお母さんがやってくれてたんやな~」
「あ、これはお父さんがやってくれてたな~」
とかいろいろ気づきが出てきました。
その度に自分はまだ未熟なんだと感じました。
皮肉なものですよね。
「一人で何でもできる」なんて調子に乗って高校を中退し留学したアメリカで、
「自分一人では何もできてなかった」ということをボクは思い知らされたんですから。
アメリカに留学して初めてひとりで行動をした“あの瞬間”、
自分が小人のように思えた“あの感覚”が、
ボクが留学を通して成長していくスタートになりました。
そういう意味で、アメリカという国、その中でもシアトルという街はボクを大きく成長させてくれた、ボクにとって「第二の故郷」です。
また近い将来、シアトルに帰る日を楽しみに、ボクも英語学習がんばろうと思います!
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)
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