大人 英語教室 | 神田 新日本橋 大手町の英語 英会話教室

「大人 英語教室」
  • ブログ英会話 2023年7月24日

    こんにちは!

    おとなの英語予備校谷口翔太です。

     

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    あなたは、a fewとa littleという数量を表す形容詞をちゃんと覚えているでしょうか。

     

    ボクの経験上、この表現の使い方を本当の意味でわかっている人はあまりいません。

     

    正直、ボク自身もちゃんと理解したのは大学で英語学を学び始めてから。

    すでにアメリカでの留学経験もあったボクですが、きちんと理解できていなかったということですね・・・

     

    今回はそんなa fewとa little、そしてaがついていないfewとlittleの本当の考え方をお伝えしたいと思います。

     

     

    ▶ 修飾する名詞の区別

    まずは、修飾する名詞について解説していきます。

    a few, few, a little, littleは形容詞で、その中でも「数量を表す形容詞」「数量形容詞」などと言われます。

    その名の通り、数や量を表すときに使われます。

     

    a fewとfewは数を表すとき、つまり数えられる名詞(可算名詞)を修飾します。

    a littleとlittleは量を表すとき、つまり数えられない名詞(不可算名詞)を修飾します。

     

    この違いは、入試や資格試験などで狙われますので、ここでしっかり覚えておきましょう。

     

     

    ▶ 誤解されている意味

    次に意味について見てみましょう。

    実はこの意味が、かつてのボクも含め、多くの人が間違って覚えてしまっているところなんです。

     

    a fewとa littleは「少し~ある」という意味で、

    fewとlittleは「ほとんど~ない」という意味です。

     

    ここまではいいんです。

     

    ではここで、突然ですが問題です。

    次の英文を見てください。

     

    A:I have a few friends.

    B:I have few friends.

     

    さて、AとBでは、どちらのほうが友だちの数が多いでしょうか?

    考えてみてください。

     

    Aの文は「私には少し友だちがいます」、

    Bの文は「私にはほとんど友だちがいません」という意味です。

     

    この訳だけで考えるとAのほうが多い感じがしませんか?

     

    ボクもかつては、

    “a”がついているほうが多いと思っていました(;´Д`)

     

    でも実際は違うんです!!!

     

    実はこれ、肯定か否定かの違いなんです!!!

     

    つまり、AとBは友だちの数はどちらも同じかもしれませんし、実際に同じでいいんです。

     

    Aは、「少しいます」と肯定的に捉えているのに対して、

    Bは、「ほとんどいません」と否定的に捉えていますよね。

     

    ここが本質です。

     

    大切なのは、a fewは「ある!!!」って意味で、fewは「ない!!!」って意味だということ。

    その前の「少し」とか「ほとんど」はおまけと思ってください。

     

    これはa littleとlittleにも当てはまります。

     

    I have a little money.

    「私は少しお金を持っています」

     

    I have little money.

    「私はほとんどお金を持っていません」

     

    持っている金額は同じで構わないんです。

    「お金がある」と見るか、「お金がない」と見るかの違いなんですね。

     

    この本質の部分が理解できていない人、結構多いです。

    ぜひ今回覚えておいてくださいね!

     

     

    ▶ quite a fewが「たくさんの~」になるワケ

    本質がわかれば、quite a fewとquite a littleが「たくさんの~」という意味になるのも理解しやすくなります。

     

    a fewとa littleは「ある」って意味でしたね。

    それをquiteで強調しているわけですから、

     

    「めっちゃある!」→「たくさんの~」となるわけです。

     

    ちなみにfewとlittleはveryで強調することができます。

    very few、very littleとなるんですが、訳すときは「ほとんど~ない」と同じでもいいですが、

    「ない」を強調するわけですから、「めっちゃない!」って気持ちで考えてください。

     

    I have quite a few friends.

    「私にはたくさんの友だちがいます」

     

    I have very few friends.

    「私には、全くと言っていいほど友だちがいません」

    →こんな感じで強調してみるのもアリ

     

     

    今日も応援していますね!

    英語学習がんばってください:)

  • ブログプライベート 2023年2月17日

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    先日、上野にある東京都美術館で開催中の『エゴン・シーレ展』に行ってきました。

    エゴン・シーレは、28歳という若さでこの世を去ったウィーンを代表する画家です。

    シーレの絵画を見るのは初めてでしたが、

    何点か展示されていたシーレの自画像がどれも印象的でした。

     

    ちなみにボクは芸術のことは全くわかりません(笑)

    でも美術館に行くのは好きで、ときどき上野に足を運んでいます。

     

    美術館が好きになったきっかけは、アメリカの大学に留学していたとき。

    ルーマニア人とドイツ人の友だちとよく3人でつるんでいたんですが、

    この2人が美術館が好きで、出かけた先で必ず地元の美術館に一緒に行っていました。

     

    あの「整った空間」に身を置くことで、

    「今」にフォーカスできる感覚が好きなんですよね~。

     

    美術館で絵画を見るときに、解説パネルにも目を通したりするんですが、

    職業柄、日本語と英語の文章を両方とも読んでみたりします。

     

    もちろん、絵画を見るのが目的ですので、

    解説は軽く読んでいる感じですが、英語の文章を読むことで、受講生のみなさんに話すネタが見つかったりします。

     

    例えば、「分詞構文はあまり使わない」なんて言われることがありますが、

    英字新聞や美術館の解説パネルなどを見ると、本当によく使われています。

     

    英語を読めるようになると、美術館の楽しみ方もほんの少しだけ増えますね!

     

     

    今日も応援していますね!

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  • ブログ英文法・英語構文 2023年1月11日

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    あなたは、butとhoweverの違いを明確に説明できますか?

     

    ボクが学習塾や予備校に勤めていたとき、高校生から何度も質問を受けたもののひとつです。

    もちろん、社会人を中心に教えるようになった今でも、よく聞かれる質問です。

     

    今回は、このbutとhoweverという単語の違いを見ていくことにしましょう。

     

     

    butとhoweverの共通点

    なぜbutとhoweverの違いがわからなくなるのかというと、

    それは意味にフォーカスしてしまっているからです。

     

    この2つの単語はどちらも「しかし」とか「でも」という意味です。

    英語を教えていると、butは「しかし」、howeverは「しかしながら」と覚えている人が多い印象ですが、

    「しかし」と「しかしながら」は言い方の問題で意味は同じです。

    ここに違いはありません。

     

    butとhoweverは品詞が違う

    では、一体何が違うのか?

     

    答えはズバリ、品詞です!

     

    butとhoweverは品詞が違います。

    そんなこと重要なのか?と思ったあなた!

    めちゃくちゃ重要です!

     

    まず、butは等位接続詞という品詞です。

    これは前後が同じカタチのものをつなぐ性質があります。

     

    She was not feeling well, but she went to work.

    「彼女は体調が優れませんでした。しかし、仕事に行きました」

     

    この英文では、butを中心に前と後ろに主語+動詞(S+V)のある文が置かれています。

    SV, but SV.と同じカタチをつないでいますね。

     

    この英文の主語はどちらもsheですから、次のようにすることもできます。

     

    She was not feeling well but went to work.

     

    意味は先ほどと同じですが、butがつなぐものが変わります。

    ここでは、動詞の過去形was not feelingとwentをつないでいるということです。

     

     

    一方、howeverは副詞です。

    副詞は文をつなぐことはできません

     

    She was not feeling well. However, she went to work.

    「彼女は体調が優れませんでした。しかし、仕事に行きました」

     

    howeverを使う際は、このように2つの英文を1文につなぐことはできません。

     

    細かい違いに思えるかもしれませんが、

    英語というのは型を重視する言語です。

     

    意味よりも、型の方が重要です。

    ここを意識しながら勉強できる人は、英語の習得速度がアップします。

     

    まとめ

    ・butとhoweverはどちらも「しかし」という意味で違いはない

    ・butとhoweverは品詞が違う!but→等位接続詞、however→副詞

     

     

    今日も応援していますね!

    英語学習がんばってください:)

  • 学習法 2022年8月16日

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    英語の子音(母音以外の音)には、「無声音」「有声音」という2種類の音があります。

    英語の発音が上手な人は、この2種類の音を使い分けているわけですが、

    そもそも無声音と有声音とは一体何なのでしょうか?

    まずはその違いを簡単に説明しておきますね。

     

    無声音

    声帯を振動させない音、息だけの音

     

    有声音

    声帯を振動させる音、声を出す音

     

    先ほどお伝えしたように、この無声音と有声音の区別は子音の場合のみで、

    母音はすべて有声音になります。

     

     

    さて、今回はこの無声音と有声音でペアになる音を整理しておきたいと思います。

    発音記号が登場しますが、記号の発音の仕方ではなく、ペアになる発音記号を覚えるつもりで見てください。

    アルファベットのイメージでほとんど問題ないはずです。

     

     

    ペアになる音

    無声音

    有声音

    [ p ]

    [ b ]

    [ f ]

    [ v ]

    [ k ]

    [ g ]

    [ s ]

    [ z ]

    [ θ ]

    [ ð ]

    [ t ]

    [ d ]

    [ ʃ ]

    [ ʒ ]

    [ tʃ ]

    [ dʒ ]

     

     

    おそらく多くの人がこれらの発音記号がペアの関係になっているということを意識できていないと思います。

    左側は息だけの音、無声音です。

    それに声をのせたものが右側にある有声音なんです。

     

    例えば、[p]の音は息だけですが、それを声帯を振動させて発声すると[b]の音になるわけです。

     

    これらのペアになる音を知ることで、英語の発音のルールを覚えるのに役に立ちます。

    どう役立つのかは次回のブログでお伝えしますので、楽しみにしていてください。

     

    まずはこれらの子音はちゃんとペアで覚えておいてくださいね。

     

     

    今日も応援していますね!

    英語学習がんばってください:)