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ブログ 2022年2月8日
英語が得意な子って、どんな子?
こんにちは!
おとなの英語予備校・代表の谷口翔太です。
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ボクの教室に来られる方の多くは、中学生のときから英語に対して苦手意識を持っていたという方々です。
英語ができるようになりたいと思っても、
苦手意識を持ったままだとなかなか重い腰が上がらないってことありますよね。
今では小学生から英語の勉強が始まっていますが、
かつては、ほぼすべての生徒が中学生になってから英語を勉強し始めたわけです。
つまり、個人で英語の塾や教室に通っていない限り、みんな同じスタートラインにいました。
中1の1学期の中間テスト、
習った内容がまだ少ないため、差はあまり出ません。
1学期の期末テストになると、
徐々に英語で点数を取れる子と、そうでない子が出てきます。
中1の2学期、3学期と進んで、さらに差が開いていく・・・
しかし、ここで見落としてはいけない大事な視点があります。
それは、英語で点数が低かった子は“本当に英語がわかってなくて点数を取れなかったのか”ということです。
中1の1学期というのは、英語に対する最初のイメージが確定する時期と言っても過言ではありません。
テストで点数が高ければ、「英語ができる」と思えるでしょうし、
点数が低ければ、「自分は英語ができないんだ・・・」と考えてしまいます。
しかも、それに追い打ちをかけるかのように、
学校の先生や親からも「英語ができていない」とか言われるわけです。
本人も含め、親や学校の先生は点数だけを見て、その子の英語力を判断することが多いです。
しかし、プロの英語講師が見るのは、点数ではなく、解答の質です。
中学生の英語のテストをよく見ると、
点数が低い子も、英語がわかってなくて低いわけではないんです。
ではなぜ点数が低いのかというと、
ケアレスミスをするからです。
スペルミスや大文字で書くべきところを小文字で書いているなど、
ケアレスミスが積み重なって点数が悪くなってしまうんです。
中学のころから英語に苦手意識があるという方のほとんどは、
実は英語自体ができていなかったんじゃなくて、ザツだったんです(笑)
逆に言えば、中学校のときの英語が得意な子というのは、“ミスをしない子”!
特に中1のときは、それが顕著に表れます。
“ミスをしない子”は英語のテストの点数が良いので、
本人も「英語ができる」「英語楽しい」「英語が好き」というセルフイメージになっていきます。
学校で英語を習い始めた子には、まずミスをしないように指導してあげると、
スムーズな英語学習のスタートが切れますよ。
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)
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ブログ学習法 2018年11月23日
「中学英語=基礎」という思い込み
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
あなたは“中学英語”と聞くとどんな印象を受けますか?
書店に並んでいる本などを見ても、「中学英語=基礎」という考え方が一般的なようです。
しかし果たして中学英語とは基礎なんでしょうか?
ボクの答えはNOです。
もちろん、中学で習う英語には基礎的なことがかなり多く含まれていることは確かです。
be動詞と一般動詞の違いや、数えられる名詞と数えられない名詞の区別など、英語学習を進めていく上でとても大事なことが中学英語には詰まっています。
でもだからといって中学英語を基礎だと考えるのは間違いです。
ボクが「中学英語=基礎」ではないと主張するのは次の2点を考慮してのことです。
ここからは話の性質上、文法用語もいくつか出てきますが、今はあまり細かく考えずに「そういうもんなんだな~」くらいに思っていただければと思います。
1.含まれていない基礎知識
さっきも言いましたが、中学で習う英語には重要な知識がたくさん含まれていることは間違いありません。
でも、実は英文法の基礎なのに、含まれていないものもあります。
その代表例として“仮定法”や“関係副詞”などが挙げられます。
私立中学などは独自のカリキュラムを組んで、仮定法や関係副詞を学習していることもあるでしょうが、公立となるとそうもいきません。
本来、基礎として扱われるべき仮定法や関係副詞が中学英語に入ってないことによって、「中学英語=基礎」と考える人は無意識のうちにそれらは応用的なものだと思ってしまうかもしれません。
実際日常会話でも仮定法や関係副詞はよく使われます。
これらなしでは英会話の表現の幅はかなり狭くなってしまいます。
2.いきなり出てくる例外
中学英語が基礎ではない理由の2点目は、例外の存在です。
実は中学で習う英語には、基礎をすっ飛ばしていきなり例外から入るものがあります。
例えば、
助動詞can「できる」の過去形にcouldというものがあります。
あなたはcouldを見て何を考えますか?
「できる」の過去形だからcouldは「できた」という意味だと思っていませんか?
実はそれは間違いです。
助動詞はwill, can, mayなどがありますが、助動詞を過去形にしても時間は過去に戻りません。
では助動詞を過去形にするとどうなるのか?
助動詞を過去形にすると“仮定法”になるんです!
“ありえない”話をするときに使うのが助動詞の過去形です。
couldは「できればいいのにな~」というニュアンスです。
「できた」と訳すのはあくまで例外的な使い方です。
これらはほんの一部にしか過ぎませんが、「中学英語=基礎」だと考えていると英語学習が遠回りになり、余計な時間をかけ過ぎてしまうことになります。
定められたものに囚われていては本質を見抜けなくなってしまいます。
中学英語からやり直そうと思ってるなら、少しこれらのことも考えてみてください。
そして最後にもう一言。
「基礎=カンタン」ではないということもお忘れなく。
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