こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今回は実際に英文を見ながら、“仮定法”について勉強していきましょう。
仮定法とは“ありえない”ときに使う表現でしたね。
そしてその目印となるのが、助動詞の過去形ですよね。
ここでは仮定法過去について見ていくことにしましょう。
仮定法過去という名前をしていますが、時間的には現在です。
現在のありえないことを表現するときに使います。
まずは実際に仮定法過去の英文を見てください。
If I were you, I would take the offer.
「もし私があなただったら、その申し出を受けるだろう。」
ここには2つのありえないことが起こっています。
まずはI were youの部分。
私とあなたは別の人間ですから、私があなたであるはずがありません。
そしてもうひとつが、I would take the offerの部分。
私にオファーが来たわけではないので、受けることなどできません。
この英文ではwereとwould takeという過去形が使われています。
現実から離れた話(現実とは違う話)をしているからです。
時間が現在から離れているときに過去形を使いますが、このように現実から離れた話のときにも過去形を使うんです。
ちなみに仮定法ではbe動詞の過去形は主語に関係なくwereを使うのが一般です。
最近では口語でwasを使うことも増えてきました。
その他の例文も見て、仮定法過去のイメージを捉えましょう。
If she were free, we would visit her.
「もし彼女が暇なら、私たちは彼女を訪ねるのだが。」
現実では彼女は暇ではなく、私たちは彼女を訪れることができないのです。 |
If I had time, I could watch the movie.
「もし私に時間があるなら、その映画を観れるのに。」
現実では私に時間はなく、映画も観れないんです。 |
If he had enough money, he might buy it.
「もし彼が十分なお金を持っていたら、それを買うかもしれない。」
現実では彼は十分なお金を持っていなくて、それを買えません。 |
これらの英文はすべて今現在のありえない話、つまり現実には起きていないことですね。
時間的には今のことですが、動詞が過去形になっていることに注目してください。
では最後に問題です。
「もし明日雨が降ったら、私はそこに行かない」を英文にしてみてください。
・・・・・できましたか?
よく考えてみてくださいね。
仮定法は使いませんよ。
雨が降ることは現実的にありえることですからね。
If it rains tomorrow, I will not go there.
となります。
この英作文は今できなくても大丈夫です。
ただ「もし」を見て仮定法と判断しないでください。
仮定法を使うのは“ありえない”ときです。
ちょっとイジワルな問題でしたが、この仮定法を使うときの感覚を忘れないでくださいね(^^)/
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こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
ボクたちは英語を学習するとき、どうしても「話す」ことに意識がいってしまいがちです。
でも普段の生活の中で「聴く」能力が必要な場面はたくさんあります。
英語圏に旅行に行くことになり、役に立つ英語のフレーズを覚えたとしましょう。
“Would you tell me the way to the station?” 「駅への行き方を教えてくれませんか。」 |
などはその代表例でしょう。
このフレーズを言えたとしても、その後相手が答えてくれた内容を理解できなければ意味がありませんよね。
英語で何かを尋ねられることもあるでしょう。
レストランでよく聞くのは、
“Are you ready to order?” 「ご注文はお決まりですか。」 |
というフレーズや、
“Anything else?” 「他にご注文はございますか。」 |
というフレーズですね。
きちんと聞けていないと、対応が遅れたり、コミュニケーションに支障をきたすことがあったりするかもしれません。
英語での会議に出席するとしたらどうでしょうか。
会議ではおそらく話を聞く時間の方が多くなるでしょう。
話を聞いた上で意見を求められるかもしれません。
サンフランシスコ空港で英語のアナウンスを聞いて理解できれば、乗り換えや移動がスムーズになるでしょう。
トロントのショッピングモールでアナウンスを聞いてお得な情報を手に入れられたら、割引してもらえることがあるかもしれません。
このようにボクたちの生活には「聴く」場面が溢れています。
発信するだけでなく、きちんと受信できる、話の聞ける人にならなくてはコミュニケーションは成り立ちません。
是非TOEICなどの資格試験をきっかけにリスニング力を伸ばすことも意識してみてくださいね(^^♪
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こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今回は“仮定法”の解説ですが、本題に入る前にまずは以下の英文を見て違いを考えてみてください。
1) If you see a ghost, what will you do? 2) If you saw a ghost, what would you do? |
さて、いかがですか?
違いはわかりましたか?
まずビジュアル的な違いとしては、willとwouldの違い、そしてseeとsawの違いがあげられます。
では意味的にはどうでしょう?
実はこの英文はどちらも「もしオバケを見たら、どうする?」という日本語訳になります。
日本語にするとどちらも同じ訳になってしまうということを、まずは頭に入れておいてください。
>>>仮定法とは
そもそも“仮定法”が何かというと、“ありえない妄想”のことです。
仮定法なんて難しい言い方をしていますが、現実的にありえないことを表現するときに使うというだけなんですね。
「もっと英語ができたらなあ。」
「あと500円持ってたらなあ。」
「もうちょっと身長が高かったらなあ。」
日本語でもこんな風に現実と違うことを表現することがありますよね。
それが“仮定法”なんです。
>>>仮定法の目印
では仮定法はどうのように表現するのか。
それは“助動詞”を過去形にすればいいんです。
助動詞willの過去形であるwould、canの過去形could、mayの過去形might、そしてshallの過去形であるshouldを使うんですね。
つまり助動詞の過去形が、仮定法の目印・合図なんです。
これはとても大切ですので、しっかり覚えておきましょう。
そしてここでもうひとつ注意しておいてほしいことがあります。
それは、“助動詞は過去形にしても、時間的過去を表さない!”ということです。
今お話しした通り、助動詞は過去形にすると妄想の世界に飛んでいきます。
ですからcouldを、can「できる」の過去形だからといって「できた」なんて訳してしまわないようにしてください!
確かにcouldには「できた」という意味もありますが、それは例外的な使い方であって、飽くまでメインは仮定法です。
ここまでの話を踏まえて、最初の英文をもう一度見てみましょう。
1) What will you do if you see a ghost? 2) What would you do if you saw a ghost? |
1)の英文は助動詞の現在形willを使っているので、仮定法ではありません。
でも2)の英文は助動詞の過去形wouldを使っていることから仮定法だとわかります。
仮定法は“ありえない妄想”ですから、2)の英文を言っている人は、オバケを見ることなんてありえないと思っているのだとわかります。
つまり2)の英文はオバケを信じていない人が言いそうなセリフということです。
逆に言えば、1)の英文は助動詞の現在形を使っていますから、オバケを見ることは現実的にありえると思っている人が言っていると判断できます。
英文を見るだけでその人がオバケを信じているか信じていないかがわかるんですね。
あなたがもし今まで仮定法が苦手だったとしたら、その理由のひとつは日本語訳から考えていたからではないでしょうか。
最初に言った通り、仮定法の文も仮定法でない文も、日本語的には意味が同じになってしまいます。
日本語訳では仮定法を区別することはできませんから、助動詞の過去形が持つ“ありえない妄想”というニュアンスをしっかり理解しておく必要があるんですね。
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英語学習には“音読”を取り入れることをオススメします。
最近では世間でも音読の効果は広く認識されつつあるようですね。
ボク自身もその効果を実感しています。
ボクの尊敬する英語の先生方はみなさん音読を推奨していて、ボクもそれを知っていました。
しかしかつてのボクは音読するのはちょっと面倒だという気持ちと、恥ずかしいという気持ちがあって、なかなか音読を実践しませんでした。
でもTOEICという資格試験でスコアがなかなか伸びず、どうしてもそこからしばらく抜け出すことができない時期がありました。
そこで何とかスコアを伸ばすために始めたのが音読だったのです。
ボクはとにかくどんな勉強にも音読を取り入れました。
単語、文法、長文読解、リスニングなど学習時間の半分は声に出して実際に読むことに費やしました。
単語も音読するし、文法や長文の問題も解き終わって、直しをしっかりしたら英文を読むようにしました。
すると、そこからTOEICのスコアが920点まで一気に上昇しました。
それからは920点をさらに上回るスコアを出し続けられています。
これは音読の効果がかなりあったのだと確信しています。
家族がいらっしゃる方は自宅で音読するのがちょっと恥ずかしいかもしれません。
でもそれも最初だけです。
やり続けていれば、家族に聞こえるくらいの声で音読することも恥ずかしくなくなってきます。
もちろん、家族の方はちょっと迷惑かもしれませんが…(笑)
ボクは音読が“英語を声に出すことに慣れる”ためにも効果的だと考えています。
「日本人は英会話が苦手だ」とか、「話すのが苦手だ」とか言われますが、そもそも英語を声に出すことに慣れていないのが原因のひとつだと思います。
ちなみに大きな効果が期待できる音読ですが、ただ読むだけでは効果がありませんから、きちんと内容を理解しようとしてくださいね。
気持ちを込めて、意味を理解しようとしながら音読することが大切です。
実際やってみて、音読は今のところボクの思う最高の英語学習法のひとつです。
あなたも是非音読を習慣化させてみてください(^^)/
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こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
以前、助動詞willについてお話ししましたので、今回はwill以外の助動詞について解説していきたいと思います。
will同様、それぞれの助動詞が本来持っている意味はひとつずつです。
それがただ派生するだけなんです。
その本質を理解することで助動詞の持つ本来のニュアンスを整理して、一気に理解してしまいましょう!
>>>can
助動詞canには“いつでも可能(性)”という意味が込められています。
その意味が派生して「ありうる」と「できる・してもよい」という意味が生まれました。
Anything can happen.
「どんなことでも起こりうる。」
どんなことも、常に起こる可能性があるんだという意味ですね。 |
He can swim fast.
「彼は速く泳げる。」
彼は泳ごうと思えばいつでも速く泳ぐことが可能だということです。 |
>>>may
助動詞mayには“50/50(フィフティフィフティ)”という意味があります。
“半々”とか“50%”みたいなニュアンスです。
そこから派生して生まれた意味が「かもしれない」と「してもよい」です。
It may rain tonight.
「今晩雨が降るかもしれない。」
今晩雨が降るかもしれないし、降らないかもしれない。半々くらいの確率ということです。 |
You may go home.
「家に帰ってもよい。」
家に帰ってもいいし、帰らなくてもいいよって感じです。とりあえず帰宅の許可は出したわけですね。 |
>>>must
このmustが持つのは“それしかない”という意味。
“それ以外他に選択肢はない”といったニュアンスです。
そこから「ちがいない」とか「しなければならない」という意味に派生しました。
She must be our new teacher.
「彼女が私たちの新しい先生にちがいない。」
その女性は、私たちの新しい先生であるということ以外考えられないという確信が伝わってきます。 |
We must hurry.
「私たちは急がねばならない。」
急ぐこと以外選択肢がないのだという切羽詰まった感じが出ていますよね。 |
>>>should
shouldは“当たり前”という意味を本来持っています。
そこから、「当然~のはずだ」と「当然~すべき」という意味に派生したんです。
Tom should be on his way.
「トムは向かっているはずだ。」
トムが向かっているのは当たり前だ。当然向かっているはずだというニュアンスです。 |
You should apologize.
「君は謝るべきだ。」
それ相応のことをしたのだから謝って当然だ、という感じですね。 |
今回紹介したのは、助動詞の中でもメジャーなものばかり。
是非それぞれの持つ本質を理解して、助動詞を使いこなせるようになりましょう!
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