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ブログ英文法 2019年9月28日
英文法解説シリーズ『従属接続詞(2)』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
前回に引き続き、「従属接続詞」の学習です。
接続詞の後ろには必ずSVが置かれ、主に副詞のカタマリをつくるんでしたね。
しかし接続詞の中にはたった3つだけ、副詞のカタマリと名詞のカタマリの両方をつくれるものがあります。
それらはthatとifとwhetherです。
今回はこのthat, if, whetherについて見ていくことにしましょう。
>>>意味が2つずつある!
thatとifとwhetherは「副詞のカタマリ」をつくる場合と「名詞のカタマリ」をつくる場合とがあります。
2つの異なる品詞のカタマリをつくるということは、どちらの品詞になるかでその接続詞の意味も変わるということです。
それぞれ、副詞のときの意味と名詞のときの意味の両方を覚えるようにしましょう。
- that SV
名詞:「SがVするということ」
I think [that he is very generous].
「彼はとても気前がよいと私は思う。」
thinkの目的語(O)となっています。
Oの場所に置けるのは名詞なので、ここでは名詞のカタマリです。
副詞:「SがVするので」
I’m glad (that you’re back).
「あなたが戻ってきてくれたので、私は嬉しい。」
ここではthatが私が嬉しくなった理由を説明する副詞のはたらきになっています。
- if SV
副詞:「もしSがVするなら」
(If you need me), call me anytime.
「もし私が必要なら、いつでも電話をください。」
ifの有名な使い方ですね。
後ろの文を修飾する副詞のカタマリになっています。
名詞:「SがVするかどうか」
I don’t know [if she will come].
「彼女が来るかどうか私にはわからない。」
今度はknowという動詞の目的語(O)の位置にif SVが置かれています。
つまりここでは名詞のカタマリということですね。
- whether SV
副詞:「SがVしようとも」
(Whether you like it or not), you must do it.
「あなたが好きであろうとなかろうと、それをしなければなりません。」
副詞のカタマリをつくるwhetherは、よく“whether S V or not”のカタチで使われます。
「SがVしてもしなくても」という意味になります。
名詞:「SがVするかどうか」
He asked us [whether we liked tempura].
「彼は私たちが天ぷらが好きかどうか尋ねた。」
ここではask O Oの2つ目の目的語(O)の位置にwhetherのカタマリが置かれています。
つまりこれは名詞の使い方をしているということです。
このようにthat, if, whetherは副詞と名詞のカタマリをつくります。
そのため、副詞のときと名詞のときでは訳し方も違ってきます。
しっかり整理しておきましょう!
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)