子どもの英語習得 | 神田 新日本橋 大手町の英語 英会話教室

「子どもの英語習得」
  • お知らせブログ 2021年10月26日

    こんにちは!

    おとなの英語予備校・代表の谷口翔太です。

     

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    2018年に開校したおとなの英語予備校も、おかげさまで3周年を迎えることができました。

     

    本当にありがとうございます!

     

    ということで、

    今回のブログは少し長いですが、

    開校した当初の気持ちを思い出しながら書いてみたいと思います。

     

     

    プライベートレッスンでも、

    企業研修でも、

    大学の講義でも、

    講演会でも、

    著書の中でも、

     

    とにかく大人の英語習得には「読む力」が大切であるということを言い続けてきました。

     

     

    赤ちゃんや幼い子どもの言語習得の方法と、

    ある一定の年齢を過ぎた人の言語習得の方法はまったく違います。

     

    言語を自然に習得できる「臨界期」というものについて、研究者の間でもさまざまな意見があります。

     

    3歳までだとか、7歳までだとか、10歳までだとか…

     

    ボクはその分野の専門家ではないので、正確なことは言えませんが、

    個人的な経験からすると、おそらく12歳くらいまでなのではないかと思っています。

     

    ただし、これはその人の思考力や性格にも大きく左右されます。

     

    そして、その後ある一定以上の言語能力を身につけるには、「読む力」が必要になってきます。

     

    母語であったとしても、

    読解力が低いと言語を操る能力は低くなってしまいます。

     

    学習塾で働いていた頃、小学生や中学生の保護者と面談をすると、

     

    「うちの子は国語力がないから、何を言っているかよくわからないんです」

    「うちの子は本を全然読まなくて…。だから日本語ができないんですよ。コミュニケーションがうまく取れないときがあるんです」

     

    なんて言われる親御さんがたくさんいました。

     

     

    本を読むことと、国語力が直接関係しているかは置いといて、

    「読む力」「読解力」がないと母語であってもきちんと操ることができないという典型例です。

     

    3歳や4歳の子ならいいと思いますが、やはり小学校の高学年や中学生になると、

    「読む力」のある子と、そうではない子では、言語能力の差が少しずつ出てきます。

     

    大人でも、

     

    「この人の話は難しいな」とか、

    「この本の内容は難しいな」とか、

     

    感じることってあると思います。

     

    もちろん、話し手や著者の力量もありますが、

    そう感じる理由は、聞き手や読者側の「読解力」にも原因があります

     

     

    しかし、英語の話となると、

     

    「文法や読む練習ばかりしているから英語が話せないんだ」

     

    などとよく言われます。

     

    英語を流ちょうに話せることと、英語の言語能力が高いということは別物です。

     

     

    大人は言語能力を高める必要があります。

    幼い子どもが話すような内容を流ちょうに話せても、それは大人の世界では通用しません。

     

    人間が操れる言語の範囲を決めるものは「読む力」です!

     

    その言語を母語として使う人であっても、外国語として使う人であっても、それは変わりません。

    つまり、どのくらい言語を使いこなせるかは、

    どれほどの範囲の内容を読めるかにかかっています。

     

    あとは話す度胸の問題。

     

    まずはしっかり自分が使える範囲をある程度作って、話す練習をしましょう。

     

    大人は、赤ちゃんや幼い子どものように言語を習得することはできません。

    母語のように外国語を習得することもできません。

     

    この事実を受け入れるところから、すべてが始まるんです!

     

    同じ英語学習者として、いっしょにがんばっていきましょう!

     

     

    今日も応援していますね!

    英語学習がんばってください:)