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ブログ英文法・英語構文 2019年9月11日
英文法解説シリーズ『前置詞』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今回扱うのは“前置詞”です。
前置詞は日本語にない品詞ですから、ボクたち日本人にはちょっと難しいですよね。
しかし、前置詞の考え方を知ることは英語学習者にはとても重要!
いきなり前置詞の学習をガッツリは厳しいと思いますので、
ここでは前置詞の世界を少しだけ覗いてみることにしましょう。
>>>そもそも前置詞って何?
具体的にはat、on、inなどが前置詞と呼ばれる品詞です。
名詞の“前”に“置かれる詞”で前置詞といいます。
逆に言うと前置詞の後ろには必ず名詞が置かれるんですね!
そしてその名詞とセットで副詞や形容詞のカタマリをつくり、時や場所を表したりします。
The class starts (at nine).
「その授業は9時に始まる。」
The plane arrived (at the airport).
「その飛行機はその空港に到着した。」
It rains a lot (in June).
「6月にはたくさん雨が降る。」
She lives (in Okinawa).
「彼女は沖縄に住んでいる。」
>>>前置詞はイメージを大切に!
日本語にない品詞、ということは日本語訳から考えることができないものもたくさんあります。
その前置詞の持つイメージを考えることが大切です。
特に基本的でよく使われる前置詞ほどその傾向が強いんです。
以下とにかくよく使う前置詞を7つ用意しました。
簡単ではありますが、イメージを意識しながら読み進めてください。
- at
atという前置詞のイメージは“一点”。
He gets up at seven.
「彼は7時に起きる。」
時計の針が7時という時間の一点を指していることを表しています。
I arrived at Tokyo.
「私は東京に着いた。」
東京を場所の一点として捉えています。
- on
“接触”を表します。
The cup is on the table.
「そのカップはそのテーブルの上にある。」
カップがテーブルに接しているということです。
A picture is on the wall.
「一枚の絵がその壁にかかっている。」
絵が壁に接触しているという意味ですね。
- in
“包囲・中”を表します。
She lives in Chicago.
「彼女はシカゴに住んでいる。」
シカゴという都市を大きな枠と捉えて、その中に住んでいるという感じです。
We have a long vacation in summer.
「夏には長い休みがある。」
夏を枠として、その中に休みがあると理解します。
- from
“起点”を表します。
I am from Japan.
「私は日本の出身だ。」
日本出身ということは、ルーツ、つまり起点が日本ということ。
He came here from the station.
「彼はその駅からここへ来た。」
駅を出発点として捉えています。
- to
“方向・到達”を表します。
I went to Canada.
「私はカナダに行った。」
カナダに行ったということは、カナダに向かい到達したということですね。
My brother got to the airport.
「私の弟は空港に到着した。」
空港に向かい、そして到達したわけです。
- for
“方向・目的”を表します。
Andrew bought this ring for her.
「アンドリューは彼女のためにこの指輪を買った。」
彼女に向けて買っているわけです。
アンドリューが指輪を買った目的は彼女にあげるためです。
toとの違いはまだ指輪が彼女に到達していないところ。
Mr. Smith left for Beijing.
「スミスさんは北京に向けて出発した。」
スミスさんの目的地は北京ですね。
- over
“弧・アーチ”のイメージです。
The dog jumped over the fence.
「その犬はそのフェンスを飛び越えた。」
ピョーンっと弧を描いて飛び越える感じです。
I got over the difficulty.
「私は困難を乗り越えた。」
困難を越えていくんですね。
もちろんここに挙げた以外にも前置詞はあります。
でもまずはよく使う前置詞のイメージを今はなんとなくでも構いませんので、頭に入れておいてくださいね。
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)
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ブログ英文法・英語構文 2019年3月21日
英文法解説シリーズ『形容詞』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今回は“形容詞”について解説したいと思います。
形容詞には2つのはたらきがあります。
それぞれを見ていくことにしましょう。
>>>名詞を修飾する
形容詞には名詞にかかって、どんな名詞なのかを説明するはたらきがあります。
形容詞のはたらきとして、割と馴染みがあるのではないでしょうか。
I am an honest person.
「私は正直な人間だ。」
honestという形容詞は直後のpersonという名詞を詳しく説明していますね。
どんな人なのかを説明しているのが形容詞honestなんです。
They are famous writers.
「彼らは有名な作家です。」
famousという形容詞がwritersという名詞を修飾しています。 I need something big.
「私には何か大きいものが必要だ。」
bigという形容詞がsomethingを修飾しています。
修飾される名詞の語尾が-thing、-body、-oneの場合は、名詞の後ろから修飾します。
She had a basket full of oranges.
「彼女はオレンジのいっぱい入ったカゴを持っていた。」
full of orangesが形容詞のカタマリです。
2語以上のカタマリになると名詞を後ろから修飾します。
実は英語では名詞は後ろから修飾されることのほうが多いんです。
これを「後置修飾」といいます。
世間ではあまり話題になりませんが、後置修飾を理解し使いこなすことは英語を上達させるために非常に大事です。
日本語と英語の構造の大きなちがいのひとつであり、日本人が英語を習得するのに苦しむ原因のひとつです。
これを機に後置修飾の感覚を少しずつ身につけていきましょう。
>>>Cになる
形容詞は文のCになることもできます。
文型のところでも勉強しましたが、Cの位置に形容詞は置かれるんでしたね。
Cのある文型は、第2文型(SVC)と第5文型(SVOC)でしたね。
This flower is beautiful.
「この花は美しい。」
これは第2文型です。
SVCのCのところにbeautifulという形容詞があります。
You must keep your desk clean.
「あなたは自分の机をキレイに保たなければならない。」
これは第5文型です。
SVOCのCのところにcleanという形容詞がありますね。
以前ブログでもお話ししましたが、品詞を避けて英語の習得はありえません。
TOEICでも品詞のはたらきを区別する問題は必ず出題されます。
形容詞のはたらきは「名詞を修飾する」と「Cになる」の2つ。
それぞれしっかり覚えて品詞に強くなりましょう!
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