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ブログ留学 2019年11月23日
アメリカで認められた瞬間
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
アメリカに留学してしばらく経った頃、ある授業で自分の住んでいる街についてプレゼンをするという課題が出ました。
特にプレゼンの時間やスタイルは指定されていなくて(本当は指定されていたのかもしれませんが、当時のボクの英語力ではそこまで状況がわかっていませんでした…)、とにかく全員が自分の住んでいる街について教室の前で発表することになったんです。
確か課題の準備には1~2週間もらえたと思います。
しかしまだ留学したばかりのボクにはハードルが高過ぎました。
何をどうしていいのか全くわからないまま、時間だけが過ぎていきました。
友だちがいれば、相談することもできたでしょうが、そのとき友だちは一人もいない状況。
家に帰ってホストファミリーに相談するだけの英語力もなく、結局プレゼンの日が来てしまいました。
ちなみにプレゼンの順番は決められておらず、やりたい人からどんどん前に出て発表していくという形式。
恐らく、日本だと順番を決めていないと自分から積極的に前に出るということはあまりないと思うのですが、そこはさすがアメリカ!
誰に言われるわけでもなく、次々と前に出てプレゼンをしていくではありませんか!
しかもみんな人前で話すことにすごく慣れている印象でした。
結果的にアメリカの学校に通ってみてわかったことですが、アメリカでは人前で話す機会が多いんです。
だからクラスメートを見て、人前で話すことに慣れている印象を受けたのかもしれません。
とにかくみんなの話し方がすごくて、本当にレベルの違いを見せつけられた感じです。
中にはパワーポイントまで使って説明するヤツまで現れる始末…
「マジで何なんだコイツらは!」と思いました(笑)
結局その日は全員が発表し切れず、残りのメンバーは次の授業で発表することになりました。
何も準備していなかったボクはホッとすると同時に、もう後がない状況まで追い込まれました。
いよいよ発表当日、残りのクラスメートがプレゼンをしていく中、留学生のボクは最後に残りました。
教室の前に出て、準備した言葉を絞り出しました。
そのときの内容は今でもはっきり覚えています。
“I live in Kirkland. Kirkland is a very beautiful place.”
「ボクはカークランドに住んでいます。カークランドはとても美しい場所です。」
当時のボクにできた精一杯の英語。
そしてこの後に、辞書で調べておいたあるフレーズを言うと決めていました。
タイミングを狙ってボクが放った言葉、それは…
“That’s all.”
「これだけです。」
その瞬間、クラス中が笑いに包まれました。
それはボクのシナリオ通りの結果でした。
自分の英語力でプレゼンをするには限界がある。
だったら自分の英語力のなさを武器に変えて、笑いを取りにいく!
準備段階でボクはそう覚悟を決めていました。
正直、先生も含めクラスのみんなが笑ってくれたことでホントに安堵したのを覚えています。
友だちのいないボクにとって、それはイチかバチかの賭けでしたから。
無事に笑いを取ることに成功したボクが、自分の席に戻ると、周りに座っていたクラスメートがいろいろ話しかけてきてくれました。
「めっちゃおもしろかった」
「最高だった」
それからクラスメートがボクという人間に興味を持ってくれて、そこから友だちの輪が広がっていきました。
この“短すぎるスピーチ”は、ボクが初めてアメリカの人たちに認めてもらえた瞬間だったんです。
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)
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ブログプライベート 2018年11月9日
世界の広さを教えてくれた恩師
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
高校1年生のとき、ボクの人生を大きく変える出会いがありました。
当時家庭教師をしてくれていた石川先生との出会いです。
高校に入学して勉強を全くしなくなったボク。
両親に週一回家庭教師をつけるから、そのときだけは勉強をしろと言われました。
そのくらいならと思い、週に一回家庭教師の先生の授業を受けることになったのですが、これがボクの人生のターニングポイントとなったのです。
>>>世界が変わった!
アメリカの大学を卒業していた石川先生は、授業のときにアメリカでの生活の話などを聞かせてくれました。
先生のナマの留学体験談は、学校の先生やテレビの話とはまるでスケールが違ってたんです。
どの話を聞いてもとにかく「スゲー」って思ってました(笑)
ボクは徳島県の小さな田舎町で生まれ育ちました。
周りには英語を話せる人も、海外留学どころか海外へ行ったことがある人すらいませんでした。
そんな国際社会とは縁のない生活を送っていた当時のボクにとって、その田舎町だけがボクの世界のすべてでした。
でも先生と話すうちに、自分のまだ知らない大きな世界の存在を意識するようになり、その世界を見てみたいと思うようになりました。
>>>心の支え
そして、その後ボクは留学をすることになります。
留学先に選んだのはアメリカ・ワシントン州にある“シアトル”。
石川先生が住んでいた街です。
田舎でしか暮らしたことのないボクにとって、アメリカでの生活は想像以上の辛さでした。
全く知らない土地で状況がわからないまま過ぎていく毎日。
ホームシックになり、日本に帰ろうと何度も思いました。
英語でコミュニケーションを取れないボクは、辛くてもそれを誰かに相談することもできず、ただ耐えるしかありませんでした。
そんなボクの唯一の心の支えだったのが、シアトルの街並みでした。
シアトルの街を眺めながら、
「先生もこの景色を見たのかなぁ」
なんて考えていると、少し気持ちが楽になって、もうちょっとだけがんばってみようと思えたものです。
ボクは先生との出会いをきっかけに留学を決意しました。
あのとき、石川先生との出会いがなければ英語を仕事にすることもなかったでしょうし、留学をしていろんな国の仲間と出会い、さまざまな価値観を学ぶこともなかったでしょう。
人の出会いって本当に不思議なものですね(#^^#)
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