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ブログ留学 2019年7月26日
アメリカの味
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
高校2年生の夏、ボクは単身アメリカに渡りました。
留学初日、空港に着いたらホストファミリーが迎えに来てくれているはずでした。
当時のボクは英語を全く話せなかったので、詳しい事情はわかりませんでしたが、何かのトラブルがあり飛行機の到着はかなり遅れてしまいました。
そんなこともあって、ちゃんと誰か迎えに来てくれているのか内心不安でいっぱいでした。
到着ゲートに着いて周囲を見渡していると、40代くらいの背の高い男性がひとり、ボクの名前の書かれたボードを持って立っていました。
軽く挨拶を交わした後、彼の車に乗って空港を後にしました。
ボクはその人がホストファミリーだと思っていたんですが、実はホストファミリーは迎えに来ることができず、代わりに迎えに来てくれていたのがその男性だったんです。
彼は現地で留学生のお世話をしてくれるコーディネーターの方だったと後から聞いて知りました(笑)
空港を出てそのまますぐホストファミリーの家に行くのかと思っていたら、どうやらホストファミリーはその時家にいなかったらしく、家には入れないとのこと。
彼らが家に帰ってくるまでその男性と過ごすことになりました。
しばらく街を案内してもらい、ボクたちは小さなダイナーに立ち寄りました。
アメリカ映画で見るようないかにもアメリカらしいダイナーでした。
何を飲みたいのか聞かれて、英語に自信のないボクは“Water”と答えました。
するとそのコーディネーターの男性に「レモネードを飲んでみろ」と言われ、ボクにレモネードという初めて見る飲み物を注文してくれました。
たった一人アメリカに来て、これからどうなってしまうのだろうという不安の中、アメリカで初めて口にしたのがこのレモネードだったんです。
なんとなくこれから始まる留学生活を象徴するような味。
「アメリカの味だ…」
ふとそんなことを思いました。
今では日本でもレモネードを飲める機会が増えましたが、レモネードを口にする度に、初めてアメリカの土地を踏んだあの日のことを思い出します。
ボクにとってレモネードは忘れられない“アメリカの味”です。
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ブログ留学 2019年4月6日
サンフランシスコ国際空港のおじさん
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
高校2年の夏、ボクは単身アメリカに渡ることになりました。
徳島県にある駅もない田舎町で育ったボクにとって、アメリカという国は想像もできない、余りにもかけ離れた世界でした。
成田国際空港からサンフランシスコ国際空港を経由してシアトル・タコマ国際空港に向かうというルート。
国際線の飛行機に乗るのはそのときが初めて。
飛行機に乗ること自体、人生で2度目でした。
国際線の、しかも乗り継ぎ便。
電車の乗り換えすらしたことなかったボクはもうこれだけで一杯一杯…
そんなアメリカに向かう旅でトラブルが起きました。
サンフランシスコ国際空港に到着する前に、空港なのかどうかもわからない滑走路に着陸するとそのまましばらく飛行機は停止状態。
当然アナウンスはあったと思いますが、そのときのことはあまりよく覚えていません。
どちらにしても英語が聞き取れないボクには何の意味もなかったと思いますが…
それからまた飛行機が動き出し経由地であるサンフランシスコ国際空港に無事に到着。
でもこの段階でボクはもうパニックになっていました。
ここからさらに乗り継ぎをして留学先のシアトルに向かわなければならないので、ちゃんと乗り継ぎできるのかという不安…。
しかもサンフランシスコでは入国審査やら荷物の受け取りやら、次から次へと“試練”が訪れ、もう精神的にヤバイ状態。
そんな余裕の全くないボクが入国審査を終えて、次にどこに進んでいいのかもわからずあたふたしていると、空港の職員さんらしきメキシコ系のおじさんがボクの方を見ているのに気づきました。
そしてボクと目が合うと、ボクから見て左手を指さしながら、笑顔でこう言ったんです。
「コッチ」
おじさんがかけてくれたこの片言の日本語で、ボクの心がどれほど救われたか…
おじさんの笑顔も声もすべてが優しかった。
その言葉を聞いた瞬間に自分の口角が上がったのがわかりました。
何だか懐かしい感覚でした。
それもそのはずです。
ボクは成田空港からずっと笑ってなかったんです。
これは留学を終えて実家に帰り、当時の写真を見て気づいたのですが、普段からいつも笑ってるねと言われるボクが、出発前に成田空港で撮ってもらった写真では全く笑っていませんでした。
ただの一枚も…
それほど緊張と不安でいっぱいだったのだと思います。
おじさんに言葉をかけられたとき、自然と笑うことができ、ボクの心は落ち着きを取り戻しました。
ボクは「サンキュー」と言うと、乗り継ぎのゲートに歩いていきました。
サンフランシスコ空港でのほんの一瞬の出来事。
でもボクはこのおじさんとそのおじさんがボクにかけてくれた「コッチ」というひと言を一生忘れることはないと思います。
今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
おじさん、本当にありがとうございました!
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ブログプライベート 2018年11月9日
世界の広さを教えてくれた恩師
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
高校1年生のとき、ボクの人生を大きく変える出会いがありました。
当時家庭教師をしてくれていた石川先生との出会いです。
高校に入学して勉強を全くしなくなったボク。
両親に週一回家庭教師をつけるから、そのときだけは勉強をしろと言われました。
そのくらいならと思い、週に一回家庭教師の先生の授業を受けることになったのですが、これがボクの人生のターニングポイントとなったのです。
>>>世界が変わった!
アメリカの大学を卒業していた石川先生は、授業のときにアメリカでの生活の話などを聞かせてくれました。
先生のナマの留学体験談は、学校の先生やテレビの話とはまるでスケールが違ってたんです。
どの話を聞いてもとにかく「スゲー」って思ってました(笑)
ボクは徳島県の小さな田舎町で生まれ育ちました。
周りには英語を話せる人も、海外留学どころか海外へ行ったことがある人すらいませんでした。
そんな国際社会とは縁のない生活を送っていた当時のボクにとって、その田舎町だけがボクの世界のすべてでした。
でも先生と話すうちに、自分のまだ知らない大きな世界の存在を意識するようになり、その世界を見てみたいと思うようになりました。
>>>心の支え
そして、その後ボクは留学をすることになります。
留学先に選んだのはアメリカ・ワシントン州にある“シアトル”。
石川先生が住んでいた街です。
田舎でしか暮らしたことのないボクにとって、アメリカでの生活は想像以上の辛さでした。
全く知らない土地で状況がわからないまま過ぎていく毎日。
ホームシックになり、日本に帰ろうと何度も思いました。
英語でコミュニケーションを取れないボクは、辛くてもそれを誰かに相談することもできず、ただ耐えるしかありませんでした。
そんなボクの唯一の心の支えだったのが、シアトルの街並みでした。
シアトルの街を眺めながら、
「先生もこの景色を見たのかなぁ」
なんて考えていると、少し気持ちが楽になって、もうちょっとだけがんばってみようと思えたものです。
ボクは先生との出会いをきっかけに留学を決意しました。
あのとき、石川先生との出会いがなければ英語を仕事にすることもなかったでしょうし、留学をしていろんな国の仲間と出会い、さまざまな価値観を学ぶこともなかったでしょう。
人の出会いって本当に不思議なものですね(#^^#)
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ブログ学習法 2018年11月1日
ネイティブ信仰はもうやめよう!
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今日はネイティブスピーカーについて考えてみたいと思います。
多くの日本人は英語のネイティブスピーカーを神様みたいに捉えている節がどこかあるように思えてなりません。
例えば、書店で「ネイティブ」という言葉が本のタイトルについていると、心のどこかで「なら間違いないな」と思ったりしていませんか?
英会話スクールで「講師はすべてネイティブ」という文言を見て、「日本人に習うよりもやっぱネイティブに習う方がいいに決まってる」と思い込んでいませんか?
「ネイティブスピーカーが言うなら正しい」と安易に判断してしまっている人が多いような気がします。
>>> ネイティブだって完璧じゃない
でもよく考えてみてください。
ネイティブスピーカーの語学力にも差はあります。
英語という言語に関してきちんとした知識のあるネイティブの言うことなら信用できますが、中にはそこまでの教養がない人もいるのです。
信じられないかもしれませんが、ネイティブの中には“you are”の短縮形を“you’re”ではなく、“your”と書く人が意外に多くいます。
これはボク自身がアメリカに住んでいたときに経験したことでもありますが、とある海外ドラマでも、ひとりのネイティブが“you’re”と書くべきところを“your”と何度も書いていて、別のネイティブに指摘されるというシーンを見たことがあります。
同様に“it is”の短縮形である“it’s”と“it”の所有格“its”を混同するなんていうのもあるあるネタです。
他にも“affect”と“effect”を区別できていない人もかなりいるようです。
ちなみに“affect”は動詞で「影響する」、“effect”は名詞で「影響」です。
「ネイティブが書いた本だから大丈夫」「ネイティブが講師だから安心」と何も考えずに飛びついてしまうと大変なことになりかねませんよ。
>>> あなたの日本語は完璧?
だって考えてもみてください。
ボクたちも日本語に関してはネイティブスピーカーです。
でもあなたは外国人に日本語について聞かれたら、完璧に答えられますか?
「私は」と「私が」の違いを聞かれたら…
「チュウチョ」という漢字を教えてくださいと言われたら…
どちらも先生と呼ぶのは同じなのに、「医者」は「お医者さん」と言えるのに、なぜ「教師」は「お教師さん」と言わないのかと聞かれたら…
「目をつむる」と「目をつぶる」はどちらが正しいのかと聞かれたら…
どうですか?
これらにちゃんと答えてあげられるという人はあまりいないのではないでしょうか?
実はこれらは実際ボクが日本に来ている留学生にされた質問のごく一部です。
日本人であるボクたちにとっては何気ないことかもしれませんが、日本語を外国語として学ぶ人たちにとってみれば素朴な疑問が湧いても不思議ではありません。
国語の先生や、日本語に対してしっかりした知識がある人なら正しく答えられることでも、一般の人にとってはなかなか厳しいと思います。
その場しのぎの誤った知識を与えてしまっては、日本語を勉強している人にとって迷惑です。
このことを英語に置き換えてみれば同じことが起きていることがわかってもらえるのではないでしょうか?
ボクたち日本人はもうそろそろネイティブ信仰から抜け出してもいい頃だと思います。
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