こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
英語の講師をしていると毎年必ず聞かれる定番の質問というのがいくつかあります。
そのひとつが、
「どうすれば速く読めるようになりますか?」
という質問。
英語の資格試験や大学入試の問題を解いていて時間が足りないと、つい「自分は読むスピードが遅いから間に合わないんだ」と考えてしまうと思います。
しかし、この「どうすれば速く読めるようになるのか」という質問をする人は、なぜ間に合わなかったのかを正確に分析できていないことがほとんどです。
ボクはこの質問をされる度に、このように返します。
「時間があれば、読めたんですか?」
ボクが言いたいのは、読むスピードを上げることを考える前に、そもそも正確に英文を読める力があるのか、ということ。
時間制限がなくて、じっくり読んだら英文の内容を100%理解できる!という方になら、どうやって速く読めるようになるのか解説してもいいと思います。
でも、そもそもゆっくり読んでも英文の内容を理解できないのなら、スピードを上げてもさらに内容が理解できなくなるだけです。
もしあなたが英語の資格試験などで、間に合わないことがあるとすれば、それは読むスピードが遅いからではなく、正確に読める力がないからです!
正確に読める力がないと同じ箇所を何度も何度も読んだりしてしまいます。
なぜ何度も読んでしまうのかというと、それはその箇所の内容が理解できていないからです。
一度読んだ箇所は一回で内容を理解できるだけの「正確に読める力」さえあれば、何度も同じところを読まなくて済みます。
それができれば、英語を読むスピードを上げなくても、時間の問題はほぼ解決するんです。
表面的な部分にとらわれずに、とにかく地道に純粋な「英語力」を鍛えることが一番の近道だということだけは間違いありません。
是非それだけは忘れずに英語学習に取り組んでくださいね。
今日も応援しています!
がんばってください:)
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今回は“関係代名詞のwhat”について学習します。
この関係代名詞whatは関係詞の中で唯一単独でひとつのグループをつくります。
>>>関係代名詞what3つの特徴
関係代名詞whatを理解する上で重要なことは、その特徴を知ること。
次の3つの特徴をしっかり覚えましょう。
①先行詞がない ②名詞のカタマリをつくる ③後ろには不完全な文がくる |
①と②はふつうの関係代名詞と異なるポイントです。
以前解説した関係代名詞の主格、所有格、目的格には「先行詞」と言われる名詞が必ずありました。
しかし、今回のwhatには先行詞はありません。
さらに、ふつうの関係代名詞が形容詞のカタマリをつくるのに対して、関係代名詞whatは“名詞のカタマリ”をつくります。
③についてはふつうの関係代名詞と同じですね。
関係代名詞の後ろの文は「不完全な文」、つまり必要な名詞が抜けている文がくるんでしたね。
関係代名詞のwhatの後ろにも不完全な文が置かれます。
ちなみに関係代名詞のwhatは「こと、もの」と訳します。
She understood [what I was talking about]. 「彼女は私が言っていることを理解した。」 |
関係代名詞whatの後ろにはI was talking aboutという文があります。
前置詞aboutの直後に名詞が抜けているので不完全な文です。
what I was talking aboutは全体で名詞のカタマリになっていて、understoodのOになっています。
Show me [what you have in your pocket]. 「あなたのポケットに入っているものを見せなさい。」 |
you haveの後ろの名詞が抜けているので不完全な文です。
showは第4文型をとるVで、whatのカタマリは2つ目のOになっているので、名詞のカタマリだと分かりますね。
日常の英会話だけでなく、資格試験などでもよく使われる関係代名詞what。
是非使いこなせるようにしましょう!
今日も応援していますね。
英語学習がんばってください:)