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ブログ学習法 2020年3月28日
“How are you?”は使わないのか?
こんにちは!
おとなの英語予備校・代表の谷口翔太です。
これまで英語を教えてきて、受講生さんや講演会に参加された方に何度かされた質問があります。
それは、
「“How are you?”という表現は実際の会話では使われないと聞いたのですが、本当ですか?」
というもの。
あなたも似たようなことを聞いたことがあるかもしれません。
>>>How are you?のバリエーション
「実際の日常会話では、“How are you?”という表現はあまり使われず、他の表現をよく使う」なんて言うネイティブスピーカーや帰国子女、そして英語の先生がいるのは事実。
彼らの言う他の表現とは一体どんなものなのか、それぞれ想像しているものは違うとは思いますが、ボクが実際アメリカに住んでいたときによく聞いたものを2つ紹介します。
“How are you doing?”
「調子はどう?」
このdoは「活動している」という意味で考えます。
「あなたはどのように活動していますか?」→「調子はどう?」
“How’s it going?”
「調子はどう?」
こちらも「調子はどう?」という意味の表現。
itは「状況のit」と呼ばれるものです。
「状況はどのように進んでいますか?」→「調子はどう?」
他にも同じような表現はいくつかありますが、使われる頻度でいうとこの2つが圧勝だと思います。
>>>>How are you?は使われまくり!
では、”How are you?”は本当にあまり使われないのでしょうか?
結論から言うと、
How are you?はめちゃくちゃ使われます!
普段から親しい人としか接することがない学校のような場所だと、もう少しカジュアルな”How are you doing?”や”How’s it going?”も非常によく使われますが、やはり”How are you?”は別格だと思います。
ビジネスで会う相手、目上の人と話すときやフォーマルな場面だけでなく、本当に親しい間柄の人にも使うことができる表現です。
How are you?はあまり使わないなんて言う人がいるのが信じられないくらいです。
特に日本人は「ネイティブスピーカーがいうこと」には弱いようで、
「ネイティブがそう言っていた」と言われたら、全部本当のことのように思えてしまう人も多いでしょう。
でもあえて言いますが、ネイティブスピーカーの知識なんて、英語という言語に精通しているネイティブは別として、あなたが思っているほど大したことはありません。
日本語のネイティブスピーカーであるあなたは、日本語の会話表現や文法にどのくらい自信を持っているのでしょうか?
説明できないことなんて山ほどあるはずです。
“How are you?”はきちんとした正しい英語です!
自信を持って、いろんな場面でどんどん使ってください!
次回のブログでは、”How are you?”に対する返答について書いてみたいと思います。
今日も応援してますね!
英語学習がんばってください:)
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ブログ学習法 2020年2月23日
自分の足元を見ることも大切!
こんにちは!
おとなの英語予備校・代表の谷口翔太です。
ボクは英語の講師として、これまでさまざまな年齢層の方、さまざまな業種の方、さまざまな英語力の方に出会い、指導してきました。
皆さんそれぞれに目標を持っていて、その目標に向かって努力されている方々ばかり。
しかし、その中で結果を出せる人とそうでない人がいるのも事実です。
目標に向かってがんばっているのに結果が出る人とそうでない人、いったい何が違うのでしょうか。
当然その原因はひとつに絞れるわけではありませんが、いくつかある典型的な原因のひとつが、
自分の現状を把握できていない
ということ。
例えば、「英会話ができるようになりたい!」と思ったら、あなたならどうしますか?
最もよくあるのが、“英会話スクールに通う”ではないでしょうか。
ネイティブスピーカーと話していれば、英会話ができるようになるだろうと多くの人が考えます。
しかし、ネイティブスピーカーと英語で実際に話すのは実戦のようなものです。
自分が身につけてきた英語力を実戦でどうのように応用するのかを学ぶ場です。
アウトプットするだけのインプットがあるのかを、まずは一旦立ち止まって考えてみるべきです。
では例えば、「TOEICで700点を取得したい!」と思ったら、どうしますか?
TOEICの勉強を手軽に始められるので、まずは書店などでTOEICの対策本や問題集を購入し、実際に自分でやってみる方がほとんどではないでしょうか。
もちろん、TOEICの講座を受講するという手段もあります。
しかし、このときにも忘れてはならないのが、自分の現状を見極めること。
例えば、英文法の基礎がわかっていない状態で、いきなりTOEIC700点目標の対策本などを購入してもほとんど力がつきません。
TOEIC700点レベルの単語帳を購入して覚えたところで、それ以上によく出題されるもっと基本的な単語の意味も覚えていないのでは、TOEICの英文が読めるようになるわけがありません。
たとえどんな目標を掲げたとしても、目標ばかりを見るのではなく、今立っている場所からどのようにしてそこに到達するのか、その道筋を考えなくてはなりません。
目標を見失わないことは大切です!
しかし、それと同じくらい大切なことは、自分の足元をよく見て、最短距離でゴールに到達するために何をすべきかを明確化すること!
このことを絶対に忘れないようにしてくださいね。
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)
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ブログ学習法 2020年2月19日
筋肉痛ってどうやって言うの?
こんにちは!
おとなの英語予備校・代表の谷口翔太です。
数年前から、週に1~2回は家の近くを走るようにしているのですが、ボクは寒いのがとにかく苦手なので、冬になるとサボりがちです。
ずっと使っていたランニングシューズが古くなってきたので、今月ついに新しいシューズを買ってまた家の近所を走り始めました。
昨年の末から今年の1月までは寒さに負けて全く走っていなかったので、久々に走ると“筋肉痛”になりました。
ただボクは“筋肉痛”がキライじゃないんですよね。
どちらかというとむしろ好きな方だと思います。
さて、あなたは“筋肉痛”を英語で何というかご存知ですか?
筋肉痛を英語にすると“muscle pain”や“sore muscle”となります。
その他に“aching muscle”なんて言い方もありますよ。
これらの表現をそのまま使って「筋肉痛だ」というときには、
I have muscle pains.
I have sore muscles.
I have aching muscles.
という風に表現します。
painは「痛み」という名詞です。
体のどこかが痛むときにこの単語を使っていろいろ表現できます。
I have a pain in my foot.
「足が痛い。」
I have back pain.
「背中が痛い。」
soreという単語は形容詞で「痛い」という意味で、こちらも体の部位の痛みをいろいろ表現することができます。
I have sore shoulders.
「肩が痛い。」
I have a sore throat.
「のどが痛い。」
painやsore以外の単語で痛みを表現するときに用いるものとしてacheという単語があります。
上で紹介した英文では“aching”となっていますが、これはacheが現在分詞(ing形)になって形容詞化したもの。
My stomach aches.
「お腹が痛い。」
という風に動詞として使ってもいいですし、
I have a toothache.
「歯が痛い。」
I have a headache.
「頭が痛い。」
のように“toothache”や“headache”という名詞の一部として使うこともあります。
体の調子が悪くならないことがベストですが、もし英語圏に行ったときにどこか痛むようなことがあったらこれらの表現が役に立ってくれますよ。
今日も応援してますね!
英語学習がんばってください:)
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ブログ学習法 2019年12月15日
「話せなきゃいけない」という前提を捨てる
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
あなたにとって、「英語ができる」とはどのような状態のことでしょうか?
もしくは、「英語ができる人」とはどのような人だと思いますか?
「英語を話せる」=「英語ができる」
と考える人が多いかもしれません。
でも果たしてそうでしょうか?
>>>ゴールを明確に!
この「英語ができる」という表現はすごく曖昧な表現です。
英語ができるようになりたい!
そう思ったら、まず初めに明確にしておかなければならないことがあります。
それは「目的」です。
どこをゴールにするかが非常に重要になります。
あなたにとっての「英語ができる」というのは、英語の何がどのくらいのレベルできるようになればいいのか、それを明確にすべきです。
例えば、仕事で英会話が必要な人や、海外旅行に頻繁に行くので英語でコミュニケーションを取れるようになりたい人なら、英語を「話す力」「聞く力」が必要です。
もちろん、そのジャンルやレベルは異なると思いますが、鍛えるべきスキルはこの2つです。
仕事で英語は使うが、メールのやり取りがほとんどだという人なら、「読む力」「書く力」が必要であり、英語で話せる必要はないわけです。
現在さまざまな企業が従業員に対して、TOEICという試験の一定スコアを取得するように要求しています。
一般的に日本人がTOEICと呼ぶものは、「TOEIC L&R TEST」のことです。
「L&R」の“L”はListening、“R”はReadingの頭文字をとったものです。
TOEICにはSpeakingとWritingの試験もありますが、L&R TESTで試されるのは「聞く力」と「読む力」のみとなります。
もしあなたの「目的」が、TOEIC L&Rで700点を取得することであれば、話したり、書いたりする練習は必要ありません。
そしてTOEICで700点を取得すれば、ボクは十分「英語ができる」と言ってもいいと思います。
>>>「英語を話せること=英語ができる」ではない!
TOEICという試験を批判するときによく聞く意見のひとつに、
「TOEICで900点以上取得していても、英語を話せない人はいる」
というものがあります。
こういう批判は、英語は話せなきゃ意味がないという視点からくるものです。
でも英語は話せることがすべてではありません。
確かに、TOEICで900点以上を持っていても話せない人はいると思います。
しかしそもそもTOEICで900点をオーバーできる人は、受験者のたった3.5%ほどしかいません。
英語を流暢に話せなくても、これは立派に「英語ができる」と言っていいと思います。
英語を話せる人(ネイティブは除きます)でもTOEICで900点をオーバーするのはかなり難しいんです。
TOEICで高得点を取ることと、本物の英語力を身につけることはまた別の問題だと思いますが、少なくともTOEICで高得点を取得することも立派に「英語ができる」と言っていいのではないでしょうか。
ちなみにTOEICで900点をオーバーできるような人は、英語を話すことに抵抗があったり、話すこと自体に慣れていなかったりするだけで、話す練習をすれば確実に英語を話せるレベルです。
日本ではなぜか「英語を話すこと」ばかりがフォーカスされますが、まずはその前提を捨てて、あなたが本当に必要とする英語のスキルが何なのか、一度立ち止まって考えてみてはどうでしょうか?
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)
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ブログ学習法 2019年8月30日
どうして“I”は大文字で書くの?
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
英語を初めて勉強するときに、1人称の“I”だけは文頭でなくても大文字で書かなければならないと教わった人は多いと思います。
品詞の名前でいうと、「人称代名詞」というグループに属するのがこの“I”です。
他の人称代名詞、“you”“he”“she”などは文中では小文字なのに、なぜ“I”だけは大文字表記なのでしょう?
実はこれ、印刷術の普及と関係があるんです。
もともと“I”は古英語期(5世紀~11世紀頃)には“ic”という表記でした。
その後cの音が弱かったために音がなくなり、中英語期(11世紀~15世紀頃)になると“i”だけが残りました。
でもこれでは文中で目立たない。
しかも書きにくい!
ということで“i”の代わりに“j”という文字を作って使っていたようです。
(ちなみにそれまでは“j”という文字はなく、これがアルファベット“j”の誕生となったんだとか…。ハッピーバースデー!)
中英語期の終わりごろになると印刷術が普及しました。
印刷業者さんたちは、この“j”が印刷すると目立たないことに不便を感じていたんです。
それで“j”をさらに目立たせるために大文字の“I”を使うようになったんですね。
今日から“I”を書くときには、是非そんな歴史を噛みしめて丁寧に書いてあげてくださいませ(笑)
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください: )
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