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ブログ英文法 2019年1月29日
英文法解説シリーズ『仮定法(2)』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
今回は実際に英文を見ながら、“仮定法”について勉強していきましょう。
仮定法とは“ありえない”ときに使う表現でしたね。
そしてその目印となるのが、助動詞の過去形ですよね。
ここでは仮定法過去について見ていくことにしましょう。
仮定法過去という名前をしていますが、時間的には現在です。
現在のありえないことを表現するときに使います。
まずは実際に仮定法過去の英文を見てください。
If I were you, I would take the offer.
「もし私があなただったら、その申し出を受けるだろう。」
ここには2つのありえないことが起こっています。
まずはI were youの部分。
私とあなたは別の人間ですから、私があなたであるはずがありません。
そしてもうひとつが、I would take the offerの部分。
私にオファーが来たわけではないので、受けることなどできません。
この英文ではwereとwould takeという過去形が使われています。
現実から離れた話(現実とは違う話)をしているからです。
時間が現在から離れているときに過去形を使いますが、このように現実から離れた話のときにも過去形を使うんです。
ちなみに仮定法ではbe動詞の過去形は主語に関係なくwereを使うのが一般です。
最近では口語でwasを使うことも増えてきました。
その他の例文も見て、仮定法過去のイメージを捉えましょう。
If she were free, we would visit her.
「もし彼女が暇なら、私たちは彼女を訪ねるのだが。」
現実では彼女は暇ではなく、私たちは彼女を訪れることができないのです。 If I had time, I could watch the movie.
「もし私に時間があるなら、その映画を観れるのに。」
現実では私に時間はなく、映画も観れないんです。 If he had enough money, he might buy it.
「もし彼が十分なお金を持っていたら、それを買うかもしれない。」
現実では彼は十分なお金を持っていなくて、それを買えません。
これらの英文はすべて今現在のありえない話、つまり現実には起きていないことですね。
時間的には今のことですが、動詞が過去形になっていることに注目してください。
では最後に問題です。
「もし明日雨が降ったら、私はそこに行かない」を英文にしてみてください。
・・・・・できましたか?
よく考えてみてくださいね。
仮定法は使いませんよ。
雨が降ることは現実的にありえることですからね。
If it rains tomorrow, I will not go there.
となります。
この英作文は今できなくても大丈夫です。
ただ「もし」を見て仮定法と判断しないでください。
仮定法を使うのは“ありえない”ときです。
ちょっとイジワルな問題でしたが、この仮定法を使うときの感覚を忘れないでくださいね(^^)/
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