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ブログ英文法 2019年11月15日
英文法解説シリーズ『関係代名詞(目的格)』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
さて、いよいよ関係代名詞の最後の格、「目的格」について見ていくことにしましょう。
これまで「主格」「所有格」について解説しましたが、
重要なことは
・先行詞
・関係代名詞の後ろのカタチ
でしたね。
今回もそれらに注目して見ていきましょう!
>>>目的格の関係代名詞
目的格にはwhomとwhichの2種類があります。
The man <whom we met> was Nancy’s husband.
「私たちの会ったその男性はナンシーの夫だった。」
This is the company <which I used to work for>.
「これは私がかつて働いていた会社だ。」
主格同様、目的格も先行詞によって使い分けます。
一つ目の英文は先行詞がman「男性」で「人」なので、関係代名詞whomを使います。
ちなみに最近ではwhomはwhoで代用されることもあります。
二つ目の英文では先行詞がcompany「会社」、人以外の「モノ」なのでwhichを使っています。
まだ大事なことが残っていますね。
そうです!
関係代名詞の後ろのカタチです。
主格とも所有格とも全く違う部分ですので、ちゃんと区別しましょう。
The man <whom we met> was Nancy’s husband.
「私たちの会ったその男性はナンシーの夫だった。」
よく見ると目的格の後ろにはSVがあります。
しかし、このmetの後ろにはOになる名詞が抜けています。
このように目的格の関係代名詞の後ろではOが一ヶ所抜け落ちているんです。
This is the company <which I used to work for>.
「これは私がかつて働いていた会社だ。」
こちらも目的格whichの後ろはSVがありますが、
前置詞forのOになる名詞が抜けていますね。
もちろん大きな形容詞のカタマリをつくる点は「主格」「所有格」と同じです。
先行詞になっている名詞を説明するんですね。
Did you know the girl <whom we saw at the store>?
「その店で私たちが見たその少女を知っていましたか。」
先行詞はgirl「少女」ですので、関係代名詞はwhom。
whomの後ろを見ると、we sawのOが抜けています。
whom以下はどんなgirlなのかの説明というわけです。
This is the city <which he lives in>.
「これが彼の住む街だ。」
先行詞はcity「都市」ですので、関係代名詞はwhichです。
whichの後ろにはSVがありますが、inのOが抜けています。
which以下はcityの説明ですね。
>>>関係代名詞の省略
これまで「主格」「所有格」「目的格」の関係代名詞を見てきましたが、
この中で「目的格」の関係代名詞のみ省略することができます。
たとえば、
This is the company <which I used to work for>.
であれば、
This is the company <I used to work for>.
とすることもできるわけです。
というよりむしろ、省略される方がふつうだと考えてください。
今日も応援していますね!
英語学習がんばってください:)
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