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ブログ英文法 2019年6月7日
英文法解説シリーズ『不定詞(2)』
こんにちは!
おとなの英語予備校、代表の谷口翔太です。
前回に引き続き、“不定詞”を勉強します。
今回は形容詞のはたらきをする「形容詞的用法」についてです。
まずは形容詞のはたらきを確認しておきましょう。
形容詞は名詞を詳しく説明するはたらきがあるんでしたね。
形容詞のはたらき
・名詞を修飾する
さあ、それでは形容詞的用法を見ていきましょう。
>>>不定詞の形容詞的用法
I have some friends to help me.
まず文型から考えるんでしたね。
IがS、haveがV、some friendsがOです。
不定詞“to help me”は文の要素にはなっていないことが分かります。
ここで修飾を考えます。
直前にあるsome friendsにto help meがかかっていれば形容詞的用法です。
この不定詞はsome friendsがどんな友だちなのかを説明していますね。
「私を助けてくれる友だち」なんです。
ということは直前の名詞を修飾しているので、これは「形容詞的用法」だと分かります。
ちなみにこのように後ろから名詞を修飾することを“後置修飾”と言います。
英語ではこのように後置修飾されることのほうが多いですので、是非覚えておいてください。
この文は不定詞がsome friendsにかかるように訳して、「私には私を助けてくれる何人かの友だちがいる」となります。
I have a lot of homework to do.
IがS、haveがV、a lot of homeworkがOです。
不定詞to doは文の要素ではありません。
直前の名詞を修飾していれば形容詞的用法です。
「しなきゃいけない宿題」となって前の名詞にかかっていますね。
だからこれも「形容詞的用法」です。
訳してみると「私にはするべきたくさんの宿題がある」となります。
I have a plan to study abroad.
IがS、haveがV、a planがOです。
不定詞は文の要素にはなっていないので、直前の名詞を修飾するか考えます。
「海外で勉強する計画」となり、名詞を修飾しているので、「形容詞的用法」です。
和訳は「私には海外で勉強する計画がある」ですね。
このように形容詞のように名詞を修飾する不定詞を、「形容詞的用法」と言うんです。
さあ次回は「副詞的用法」について学びます。
前回の名詞的用法、そして今回の形容詞的用法をしっかり復習しておいてください。
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